青い鳥 [DVD]

青い鳥 [DVD]

青い鳥 [DVD]

DVD
監督:中西健二
出演:阿部寛
出演:本郷奏多
出演:伊藤歩
メーカー:バンダイビジュアル
発売日:2009-07-24

商品詳細・現在価格
カスタマーレビュー

心に突き刺さる「本気の言葉」

これはズバリ大傑作。被害を受けた生徒が転校し、学校は生徒たちに先生が気にいる反省文を書かせ、目安箱のようなものを設ける等して体裁を取り繕い、生徒たちは事件を忘れようとするが、そんなことでは本質を見据えた解決にはならない。そこへ事件が起こったクラスの担任教師がダウンした間の臨時教師として村内(阿部寛)が学校に赴任する。彼は発声に難があるが、だからこそ選んで話す一言一言が実に鋭い。生徒たちに「忘れるなんて、ひきょうだな」と言い、「本気の言葉」で語り「本気で聞く」態度の重要性、本当の責任のとり方を生徒に示す。学校が掲げる標語「相手を思いやる心」より遥かに生徒たちの心や若い女性教師の心を揺さぶり、成長させる。そして、教師ができるのは生徒に寄り添うことだけかもしれないが、少なくとも彼らはひとりぼっちではなくなるという信念をもらす。本作はこのように、人間と人間が真摯に向き合うことの大切さを教えてくれ、「本気の言葉」が観る者の心をも揺さぶる。言葉と静かな主人公の佇まいだけで深い感動に打ち震える作品は滅多にあるものではない。その主人公に合わせるかのように静謐な雰囲気が支配する演出が見事。西部劇の一匹狼のようにバスに乗って現れ、短い期間の赴任を終え、「間に合ってよかった」とつぶやいてまたバスに揺られて学校を去る村内。その手元には石川啄木の歌集。村内という男の凛とした内面を暗示する最初と最後の場面も見逃せない。今後、俳優・阿部寛の代表作として語り継がれていくだろう、文句のつけようがない素晴しい映画だ。

教師に見てもらいたい

重松清さんの作品は大好きです。
阿部寛さんもデビューの頃から誠実そうな雰囲気が好きで、今回この作品がDVDになるのを
楽しみにしていました(映画館での放映を見逃してしまったため)。
わたくし事ですが、私は教師ではないでれども、小中学生にかかわるお仕事をさせていただいてます。
教育現場にいると、素敵な先生にも出会いますが、出世していくのは、子どものことを本当に考えている先生ではないことがあるのを悲しく思います。
この作品の主人公村内先生のセリフは、少ないですが、どの言葉も涙が出る、心に響くものです。
子どもたちに本当に伝えてほしい言葉ばかりです。
自分の子どもも村内先生のような方に巡り合えることを願いますが、お会いできなければ
子どもが思春期になったときに一緒にこの作品を観たいと思います。
『子どもに何かを教えることはできない。できるのは、一緒にいてあげることだけかも。』
そんな気持ちで現職の先生方も子どもたちと接していただければ。未来は、明るいような
気がするんですが。

阿部ちゃんがいい

 阿部さんという役者が好きです。モデル出身でこういう映画に出て、素朴な演技のできる役者になるには並みの努力ではできません。
 吃音の先生が「真剣に話すときは真剣に聞かなくてはいけない」と言ったときはどきっとしました。最後に心が温かくなる作品です。

本気で話したことは本気で聞かなければならない。

何の気なしに映画館に見に行ったのですが、ここ何年かで一番心に残る作品でした。
阿部寛演じる村内先生は、まったく空気を読みません。場が混乱に陥ったとしても動じず、
なんとなく周囲にあわせたりせずに、しかし静かに、ただ自分の意志に忠実に行動する。
その意志とは生徒を思う心。いじめた生徒を叱ったり罰したりしようとしたのではなく、
その生徒のこれからのために、どもりながらも一生懸命何かを伝えようとする。
本気で話したことは本気で聞かなければならない。
つまり、本気で話すことを恥ずかしく思わなくてもいいということでもある。
自分もいい年だけれども、今からでもそういう風に生きて生きたいと思いました。
こんな地味な映画も珍しいけれど、すごく心に入ってくる作品。オススメです。

本郷奏多の繊細さと、阿部寛の重量感のある演技が胸をうつ

いじめを苦に自殺未遂し転校したクラスメイト。その後にひどいドモリの臨時教師が着任。彼は「本気で話すから本気で聴くように」と生徒に要望する。彼は転校した生徒の机にむかって毎朝”おはよう”と挨拶をする。波紋が広げるが、彼はやめない。体裁を取り繕うばかりの校長達と違って、心からしぼりだすように話す言葉が心に沁みてくる。
一方で生徒の遺書にイジメ犯人として自分の名があったと思いこむ少年。彼が臨時教師に思いをぶつけるシーン、本郷奏多の心が張り裂けそうなほどにせつない演技が、胸をうつ。先生が答える、強くならなくてもいい、頑張るだけでいい、少しでも人の気持ちが分かるようにという意味のことばも、重く、心に響く。
テニスの王子様の本郷奏多はナイーブで多感な少年の、微妙な揺れる心を、実に清冽に演じている。強く印象に残るこの熱演に拍手をおくりたい。阿部寛もはまり役で雰囲気がでており、さすがの力量の好演。「本気の言葉は本気で聞かなくてはいけない」か。他人の心の痛みを理解し、感じ取ろうとすることが大切と、「本気で」心からそう、思った。よい映画だとおもいます。

阿部さん最高!!

* 何度観ても涙が…。
  村内先生が吃音になってしまった理由はわかりませんが、もし幼少の頃からであれば
  きっと「野口君」のようにいじめに遭っていたのかも知れないし、そうでなくとも…、
  かつてクラス担任をしていた時に自分のクラスにも「野口君」のようにいじめられて
  いた生徒がいて、その時はそのことに気付いてあげられず、その生徒は校舎の屋上から
  飛び降り自殺をしてしまった辛い過去を持っているのですね。村内先生は…。
  観ていて、それがとても痛々しかった。
  けど、おそらく「野口君」を一番いじめていたであろう井上武志君や、友だちだったの
  に、その時勇気がなくて「野口君」を助けてあげられなかった園部真一君の『野口が生
  きていてくれて本当に良かった…』の言葉に救われる思いがしました。
   こんな素晴らしい作品は、全国の中学校で観るべきですね!
  特に、教職員であるにもかかわらず、その資質が欠落している人を大勢知っています。
  (保身ばかり考えている人や公務員だからという理由で先生をやっている人、単なる
   ガキ大将のような人など…。)
  皆さんも、観て下さい。m(_ _)m

消化不良

イジメという重いテーマで最後まで飽きずに観れたしよかったと思います。ただそのメッセージを受け取るには消化不良な感じがしました。

おはよう、野口くん

重松清の同名小説を映画化、子供のイジメを題材にしたヒューマンドラマである。まさかこんなベタなタイトルの作品にやられてしまうとは。映画を見ながら、自分で自分にびっくりしてしまった作品である。
東京近郊にある中学校に臨時教師として赴任した村内(阿部寛)。生徒たちを前に開口一番「ぼっ僕はうまくしゃべれませんが、ほっ本当のことを言います」、そして、不登校の生徒の机を教室に戻させ、毎朝誰もいない机にむかって挨拶をしだすのだ。「おはよう、野口くん」
その村内の後ろ姿や足元のみを追いかける冒頭のシークエンス、野口くんにまつわる事件の具体内容、メモに書き込まれたA級戦犯の名前、屋上にたたずむ村内の過去、主人公の少年が野口くんを特に気にやむ理由、村内が通学バスの中で読む文庫本の中身?・・・。この映画、これらのミステリー要素がなかなか観客にあかされないタメ具合が、まさに絶妙なのである。
野口くん事件を過去のものとして忘れ去ろうとする教頭以下の大人たちと、お決まりの反省文を書いてすっかり済んだ気になっている2年1組の生徒たち。そこに突如やってきたドモ○教師の村内が生徒や教師の意識改革をしていくくだりは、特に何かをしているわけではないのだが、妙な説得力がある。
風のようにあらわれて風のように去っていく村内は、(月光仮面というよりも)さしずめメアリー・ポピンズかショコラのヴィヴィアン(ジュリエット・ビノシュ)といったところだろうか。その村内を演じた阿部寛いわく「吃音には大変気をつかった」らしいのだが、不思議なオーラに包まれた朴訥な教師という難役をなかなかうまくこなしている。
その村内を気にかける女教師や、村内に次第に感化され本当の気持ちを吐露しはじめる生徒を演じた俳優陣(伊藤歩、本郷奉多)から、自然な演技を引き出した中西健二という映画監督の演出力も、大いに評価されるべきであろう。
魔法やチョコレートという特殊技が無くても、本気で生徒に接してあげようとする真摯な気持ちがあれば何かが伝わるはず。現実はそう生易しくはないかもしれないが、お伽話でもいい、そっそんな教師の存在をしっ信じてみたくなる1本だ。

絶対に買いです。

教師や生徒や現在の学校というシステムが抱える多くの悩みや葛藤、そして万能ではないかもしれませんが、答えやその在り方が示されています。学校という場所に間接、直接に関わるすべての人が見るために時間を割かなければならない作品です。

生きるということ

この作品は僕の心を根底から揺さぶりました。
吃音者の教師が、いじめ問題が発生したクラスの臨時教師をするお話です。
この中で様々な出来事が起こりますが、この教師は身を持って教えるという事に徹していると思います。
言葉の持つ力も大切ですが、それ以上にその人間、人間同士が教え教えられ、一個人が一方的に教えられる事というのは、「生きる」という事に関してはないのだということを感じました。

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