山桜(通常版) [DVD]

山桜(通常版) [DVD]

山桜(通常版) [DVD]

DVD
監督:篠原哲雄
出演:田中麗奈
出演:篠田三郎
出演:檀ふみ
出演:北条隆博
出演:南沢奈央
メーカー:バンダイビジュアル
発売日:2008-12-24

商品詳細・現在価格
カスタマーレビュー

美しい日本の心

藤沢さんのご長女である遠藤展子さんが「まるで父の小説を読んでいるような錯覚を覚える映画でした。本のページをめくるように父の原作の映画を観たのは初めての経験でした。」と感想を述べておられるとおり、まさに藤沢作品を読んでいるような詩情豊かな映画です。
決して声高にならず静かで淡々とした流れの中に、凛と真っ直ぐに立つ人間の気高さ、美しい北国の風景描写と人々の心情、そして少ない台詞の行間に溢れてくる美しい日本人の心。
東山紀之さん演ずる手塚弥一郎はほとんど台詞がありません。しかし、その無言で在ることの存在感、立ち居振る舞いの美しさ、そして殺陣の潔さが実に見事です。
藤沢さんの小説には必ず魅力的な女性が登場しますが、この映画でも女性がとても魅力的です。
野江を演ずる田中麗奈さんはもとより、野江の母親役の壇ふみさんの微笑みの温かさ、「あなたはほんの少し回り道をしているだけなのです」と言う台詞に、娘の気持ちを思いやる優しさが溢れています。
それと、ラストシーンの手塚弥一郎の母親役の富司純子さんが実に素晴らしい。
全てを肯定して包み込んでくれるような優しい微笑み。小説では野江のこのときの心情を「取り返しのつかない回り道をしたことが、はっきりとわかっていた。ここが私の来る家だったのだ。なぜもっと早く気づかなかったのだろう」と表現していますが、映画での富司純子さんにはこの野江の今までの思いや苦労、後悔、そういった全ての時間を肯定して迎え入れてくれている温かさが感じられました。
自分の全てを肯定してくれるような温かさに、野江は泣くのです。 その涙の美しいこと・・・。
慎ましく控え目で、それでいてまっすぐな恋の物語、そして、この静寂の中に凛として佇むような感覚、久しぶりに日本の心の美しさと繊細さを感じさせてくれる素晴らしい映画に出会った、と感じています。

山桜のようにひそやかで美しい男女の情愛

藤沢周平氏の約20頁の原作を100分足らずとはいえ品格のある1本の映画作品に昇華させた作品。原作に忠実なストーリーだが、原作のイメージを裏切らない。山桜の美しさ、その下でのかつて縁談のあった野江(田中麗奈)と手塚弥一郎(東山紀之)の出会い、その出会いを胸に秘めたまま意に添わない嫁ぎ先での嫁の役割を果たそうとするも、弥一郎の正義感あふれる行為を悪し様に言う婚家と決別し、実家に戻り、牢に閉じ込められたままの弥一郎の家を訪ねる野江の、多くを語らないが真っ直ぐ筋の通った行動。その弥一郎の家で彼の母に「待っていたのよ」と迎えられ、回り道をしたことを実感する場面は感動的だ。
山桜の季節に始まり山桜の季節に終わる構成の妙。要所で挿入される美しい自然の描写。そして何よりも控えめな田中麗奈と東山紀之の演技が素晴しい。台詞は少ないが、2人とも周囲の人を思い、誠実で、決然と行動する芯の強さを持っているが、情愛は胸に秘めたままという、古き良き日本人の倫理観・正義感・情感をよく体現している。澄明さ溢れる藤沢ワールドの見事な映画化。余韻がいつまでも心に残る。山田洋次監督の3部作の演出方法と比べてみるのも一興だろう。

しみじみ感動

田中麗奈は、時代劇は今回が初挑戦とか。着物姿も楚々としてとてもキュートなのだけれど、どこか筋が通っている心の強い凛とした女性像を見事に体現していました。(萌)
そして、東山紀之がやたらと格好良かった。殺陣もビッシと決め、子供には優しく微笑みかけるという美味しい役どころ。でも確かに、手塚弥一郎というキャラクターが、ストイックなイメージのある東山紀之に合っていました。
実家のお母さん役を壇ふみが演じています。体裁のためにガミガミ言わず、娘の気持ちを察してそっとひとこと大事なことを言うのですが、それもお母さん自身が凛としているからこそ生きてくるんですね。
あと、村井国夫の悪役がビックリするほどハマっていたし、ちょっとしか登場場面はありませんが、富司純子の存在感が凄かった。
そして、もうひとつの主人公は風景ですね。雄大な山の風景や田んぼのあぜ道。一面の雪景色。春に雪解の水が流れるせせらぎには、小さな草花の芽。そよそよとした風さえ感じられる。そして、本作のダイトルでもある『山桜』。
ラストは、大きな苦難の予感があるものの、これはこれでハッピーエンドなんでしょう。

しみじみ感動

田中麗奈は、時代劇は今回が初挑戦とか。着物姿も楚々としてとてもキュートなのだけれど、どこか筋が通っている心の強い凛とした女性像を見事に体現していました。(萌)
そして、東山紀之がやたらと格好良かった。殺陣もビッシと決め、子供には優しく微笑みかけるという美味しい役どころ。でも確かに、手塚弥一郎というキャラクターが、ストイックなイメージのある東山紀之に合っていました。
実家のお母さん役を壇ふみが演じています。体裁のためにガミガミ言わず、娘の気持ちを察してそっとひとこと大事なことを言うのですが、それもお母さん自身が凛としているからこそ生きてくるんですね。
あと、村井国夫の悪役がビックリするほどハマっていたし、ちょっとしか登場場面はありませんが、富司純子の存在感が凄かった。
そして、もうひとつの主人公は風景ですね。雄大な山の風景や田んぼのあぜ道。一面の雪景色。春に雪解の水が流れるせせらぎには、小さな草花の芽。そよそよとした風さえ感じられる。そして、本作のダイトルでもある『山桜』。
ラストは、大きな苦難の予感があるものの、これはこれでハッピーエンドなんでしょう。

私も手塚弥一郎みたいな人が好きです。

藤沢周平さんの小説の中で、好きなほうから五本の指に入る『山桜』。
東山紀之さん、いい役者さんですね。
原作では弥一郎は‘男にしては優しすぎる目元が’とあるので
キャスティングを知った時は正直首をひねりましたが
今は彼以外に考えられません。
原作を読んでいない方が、「野江と弥一郎が一緒に出てくるシーンが少なすぎる、
冒頭の、桜のシーンのあれだけか」と言っていましたが、
あれだけだからいいんです、あまり説明的でないところが。
弥一郎の人となりを端的に示しているではありませんか!
おにぎりのシーンは本にはありませんでしたが好きな場面です。
マイナスの理由はヒロインのイメージとラスト。
田中麗奈ちゃんは嫌いではないですが、ごめんなさい、私の野江のイメージではなかった。
壇れいさん・松たか子さん・鈴木京香さんなどの和風美人が浮かんできます。
それから、私が原作をこよなく愛しているせいかもしれませんが、
手塚家を訪れた野江が、玄関の上がりがまちで思わず泣き崩れるラストの方が余韻が
あってよかったかも。
みている方は、行く末が案じられてちょっと心配なのですが。

期待通りの仕上がりになっていると思います。

他の藤沢作品と比べ、全国の主要映画館で放映されなかったので、見ることが出来ず、待ちに待ったDVDの発売。
たいそう丁寧に作られた作品だなぁと思う。
不幸なヒロインが「自分を陰ながら見守ってくれていた人が、いる」と言う驚きの事実に 「見ていてくれる人が、ガッカリしない様、もう一度頑張ろう」と心を奮い立たせるのも健気で、このヒロインの思いは現代人でも通じるものでしょう。
幸せを予感させる終わり方も 後味の良い、心温まる映画に なっています。

藤沢周平のまなざし

映画「たそがれ清兵衛」の大ヒット以来、つぎつぎと藤沢周平の小説が映画化されましたが、
個人的には「たそがれ清兵衛」以外いまひとつ…といった感が拭えませんでした。
好きな小説家だからこそ、中途半端に映画化してほしくないという思いもありました。
今回もあまり期待していなかったのですが、この「山桜」は見事に予想を裏切ってくれました。
「山桜」という、どちらかといえば地味な短編作品ひとつを選び、無理やり豪華な味付けを
することなく、藤沢氏が柔らかな文章で紡いだ自然の美しさと、逆境に生きる名もなき人々の
ひたむきな心情が、動きの少ない静かな映像によって丁寧に描かれています。
登場人物による説明(語り)など余計なものは一切なく、物語は美しい映像と共に淡々と進みますが、
とてもわかりやすい展開なので、原作を読まなくても十分感情移入できると思います。
病で夫を亡くし実家に戻っていた主人公の野江は、会ったこともない手塚弥一郎を
粗野で乱暴な剣豪と誤解し、彼との縁談を断って今の夫を選びます。
野江の父母も、今度こそと娘の幸せを願って選んだ相手でした。
けれども、結局ふたたび不幸を選ぶことになってしまった…。
現代では顔も知らない相手と結婚するなんて到底考えられないことですが、
ほんの少し前までは当たり前だった(私の伯母もそうで、泣きながら嫁いだらしいです)。
だから、きっと野江のような女性は珍しくなかったろうと思います。
ラストに流れる一青窈の曲は希望を予感させますが、
安易な結末を付け足す(映画化ではよくある)ことをしなかったのもいい。
原作者の藤沢周平は、作品の中で「日本人はこうあるべき」とか、
「ひとの幸せとはこういうものだ」などという主張を決してしません。
抗いようのない運命に翻弄されながら懸命に生きるひとびとと共に立ち、
ただひたすら真摯なまなざしで彼らの人生を見つめている、そんな気がする。
そしてなぜか、作品の中にその「まなざし」を感じるとき、私はとてもほっとするのです。
この映画には、その「まなざし」が生きているように感じました。
配役もいいですね。東山紀之の演じた手塚弥一郎は、無口で(台詞はほとんどない)無表情で、
感情を表に出さない頑なな人物ですが、彼の潔癖すぎるほどにまっすぐな性格と、
彼の心のうちで徐々に高まっていく義憤が、見ていて自然に伝わってきました。
今年の春は、ソメイヨシノではなくヤマザクラを見たいなあと思いました。

日本人って素敵です

最後の数分間では、爽やかに暖かく
日本人の心を映し出したような
みごとな山桜が咲く瞬間を感じることができます。
日本人にうまれてよかった。
と感じる映画でした。
 

心の内奥が伝わる映画

山桜 [DVD]
アマゾンに予約して購入したDVDを今日で5回も観ました。
何度観ても同じ処で涙があふれて来ます。言葉を話さなくても、
自然の風物や演技者の表現力で心の内奥が伝わる類稀な映画
だと思います。古来からの良き日本人の風情も生きております。
優れた原作と篠原監督の手腕の見事さをご覧になって下さいませ

たまらなく美しい作品

「はつ恋」の篠原哲雄監督、田中麗奈主演コンビの作品。
またまた、美しさ抜群の出来栄え。
画の美しさ絶品。
ストーリーの気高さ最高。
東山紀之も意外な存在感。
日本の美、ここにあり。必見の名作。

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カスタマーレビュー

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