3-4x10月 [DVD]

3-4x10月 [DVD]

3-4x10月 [DVD]

DVD
監督:北野武
出演:ビートたけし
出演:小野昌彦
出演:石田ゆり子
出演:飯塚実
出演:豊川悦司
メーカー:バンダイビジュアル
発売日:2007-10-26

商品詳細・現在価格
カスタマーレビュー

野球は格闘技なのか?

1990年9月公開、北野武監督第2作、題名は「さんたいよんえっくすじゅうがつ」と読む、
存在感の薄さからたけし軍団の柳ゆーれい/小野昌彦を主演に抜擢、ところが意外や意外、フィルム上の彼には不思議な存在感がありその後もいろいろな映画に登場することになる、ヒロイン役にデビューしたばかりのみずみずしい石田ゆり子(しかし当時流行の太い眉やヘアスタイルから現在見るといまよりもふけたような印象がある)、
上記商品ガイドの物語内容に混乱が見られることからわかるように「座頭市」や「ブラザー」のような娯楽性の多いわかりやすさを期待してはいけない映画、見る人を激しく選ぶと共に僥倖から引き受けた前作と異なり純粋な北野映画の出発点としてのちの作品群のアイデアがすべて詰まった重要作、
北野本人が不肖の息子のような出来と述べているように決して大成功作ではないが、最初から最後まですべての画面から伝わる映画を見ることだけがもたらす高揚感は北野作品中でも最高だとおもう、個人的には北野作品でもっとも愛着がある、さえない日常に突如として割り込む「魔」を青春映画のフォーマット内で実現しようとしたのだとおもう、
全体としては理解が難しいが映画を構成する各シーンはそれぞれが独立して面白い、とりわけ主人公二人のデートシーンの瑞々しいせつなさが素晴らしい(各シーンをとりだして簡単に見ることができるのがDVDの利点)、
なお当時、有名ミュージシャンが何人も映画監督デビューし(結局、全員がバブル景気に乗っただけの一本だけの映画監督で終わった)ミュージック・ビデオのような作品が氾濫したことへの腹いせもあり本作では音楽は例外の1曲をのぞき使われていない、

リニューアル再発売

以前同じバンダイから出ていたものより良い方向へ変化しています。
1.画質が向上したような(気がします) 2.チャプターがついた(細かいシーンチャプターが設定された) 3.パッケージデザインがポスタービジュアル使用でかっこよくなった 4.価格が適正価格になった
特に3.に関しては以前のものがセンスのないものだっただけにやっとまともな商品になったと思います。以前のものはロゴをMicrosoftPowerPointで作ったかのような素人仕事でしたから。
そのうえ5,000円という価格設定。
内容はとにかく傑作。

実は・・・傑作なんです。

この作品は、北野 武の作品中最も、「らしく」、異質な作風だ。
BGM、説明描写、極端に削がれたセリフ、今作から使われ始めた、「キタノ・ブルー」と呼ばれる、画面に薄い青みをかけた手法・・・等。
後の布石となる物が沢山盛り込まれていて、個人的には、原点的な作品だと思う。
まず、なにより、作品として面白い。
前作は、いかにもハード・ボイルドな映画らしい映画だったが(?)、ここから、肩の力も抜けてきたのか、余裕を持って観る事が出来る。
間違いなく、個人的には、北野監督全作品中、ベスト5には入るが、
ただ・・・、タイトルが作品の魅力を曖昧にしてしまっているのではないかと、危惧している。
さんたいよん えっくす じゅうがつ
変なタイトルですよね・・・。
でも、本当に良い作品です。
観てみて損は無いと思います。

奇妙な、あるいは奇跡のような映画

妙な映画を観たと思った。面白いんだかつまらないんだかわからない。
そのくせずるずると観続けてしまい、気がつけば最後まで観終わっていた。
 通して観てしまった理由を考えてみるに、北野武の映画について語る上で
重要な要素が多く含まれていたというのはあるように思う。ヤクザ、唐突な
暴力、独特の間、悲哀すれすれのおかしさ、静寂、破滅と一体になった解放を
迎えるエンディングなど、そういったものが、本当に淡々とプロットの上に
置かれている。ストーリーも実際のところ、一応 一本の芯が通っていて、
愛や友情を交えつつ大小の帰結をふまえて進行していく。そういう意味では、
「北野武」による、「普通」の映画だ。
 ヨーグルトなどの食品を表現する言葉に、「プレーン」という言い方が
ある。知ってのとおり、余計な味付けを一切加えないことを意味する言葉だが、
私はこの『3-4x10 月』が、プレーンな北野映画なのではないかと思った。
音楽さえもいっさいまじえず、娯楽として彩ったり芸術として昇華することもなく
提出された、北野武のとても深いところから取り出されてきた透明なもの、
それがこの作品であるような気がする。
 実は、そうした作品を目にすることは、とても貴重なことなのではないだろうか。
なぜならばたいていの作品を、映画の作り手たちはもっと楽しく見せようとしたり、
ときには自分の身の程を超えたものを撮ろうと試みるからであり、北野武でさえも
この映画を除いてはその例にもれないからである(と思う)。
 『3-4x10 月』は、商業製品として課されるはずの運命からも、作り手の
エゴからも逃げ切って表に出てきた、ある意味では奇跡のような映画であるのかも
しれない。面白おかしいエンターテインメントを求める人には絶対にすすめないが、
暇のある映画好きの方は、観てみたら稀有な体験ができるのはないかと思う。

最高傑作。

北野武がやりたかったことが一番端的に表現されている作品。
そういう意味において、北野作品の最高傑作はソナチネではなくて、こちらなのではないかと思わせるほど、静かで、暴力的な魅力が本作にはある。
ラストが夢オチなのにガッカリ、ストーリーに破綻をきたしている等の批判もあるようだがそれはお門違いだろう。
この映画は部分が全体を表し、全体が部分を表すというフラクタル構造を持った映画なのであって、あれは夢オチなどではない。
北野演じる狂気の男が車内で、自分の死を予感したような、一瞬の映像を見るシーンがある。 この「部分」 がその後実際に起こる「全体」を表しているのだ。 そしてラストでは、主人公がトイレに入っている、冒頭と同じシーンが流れる。 今まで観てきた映画の「全体」は主人公にとっては一瞬でしかない「部分」を表わしたものだったのである。
北野演じる男はひたすら動的に演出されているが、それとは対照的に主人公はどこまでも静的である。
しかし、そんな二人に共通するのは、ある種の自殺願望ともいえる、自分をどこまでも客観視して世界を達観する、いわば死の予感に彩られた冷たい「視線」だ。そこには哀愁さえ漂っている。
すべては終わったことではなくこれから実際に起こる現実なのだ。

実は、その後の北野映画のエッセンスが凝縮されたカルト作。

北野武の作品はかなり観ていると思うが、特に好きなのは、「その男、凶暴につき」から「あの夏、いちばん静かな海」までの初期の3本。中でも、第2弾の今作は、その奇妙な味わいが今も印象的なクセモノ作。その最新作の劇場公開に併せ、廉価化として再リリースされているのを機に購入、久しぶりに見直してみた。
公開時、まずはその奇天烈なタイトル名が好奇心をそそったものだが、始まって、いきなり真っ暗闇の中に浮かび上がる(実は、ブース型の公衆トイレで用を足していた)柳ユーレイの顔からして、確信的に人を食っている(笑)。
以下、カメラをフィクスし、長回しで被写体を凝視する。俳優たちのアクションは極力抑制され、画面の外の事象のリアクションは、当たり前だけど、“音”でしか判別出来ず、観る者の想像に委ねられ、カット繋ぎも連動性はなく、敢えて時系列は所々で省略される。
暴力的でピリピリと緊張感が張りつめているような、それでいて時折流れるすっとぼけたユーモア。その後の北野映画の基となったようなエッセンスが凝縮されたようなリズムが面白い。
主人公はGSの店員、彼は、店に因縁をつけてきた暴力団員を殴り、オトシマエをつけるよう組から凄まれる。GSの従業員たちの草野球チームの監督らしき人物にガダルカナル・タカ、彼は、今は堅気だが、かっては武闘派やくざ、チームメイトのダンカン共々、話の仲裁に入るものの、ミイラ取りがミイラになって、、、。
主人公の淡い恋愛劇を絡ませながら、決して込み入ったお話でないにも拘わらず、どうも上手くストーリーが説明出来ない(笑)。過剰な説明を排し、映像重視でシュールなイメージが漂うのは、このドラマ自体に大きな“仕掛け”があるからだろう。
柳ユーレイは、そのキャラ通り、たけし軍団ではまるで目立たない存在だったと思うが、私にとっては、今作と、「女優霊」、「呪怨」の2本の最恐ホラー・ヴィデオで、忘れられない俳優となった。

ボーイ・ミーツ・ガールの語り口の巧みさ

 これが最高傑作でしょう。2作目とはとても思えません。
 北野監督といえば脚本の随時改変や即興演出のことをよく言われますが、この脚本第2作でのボーイ・ミーツ・ガール(主人公がヒロインをバイクに乗せるまで)の語り口の巧みさには驚きます。
ダメな映画はこういうとこが恐ろしく安易なんです。
 仕事場でのトラブルで主人公は仕事が休みになり、午後の時間がぽっかり空きます。
行き場のない彼はバイク屋の友人を訪ねます。
友人はバイク配達の仕事があり、彼はそれに自分のバイクで付き添います。
配達先のヤンキーの客は、店からのサービス品であるヘルメットの受取りを拒否します。
(その後、客はすぐ事故ります)
主人公と友人はカフェへ行って雑談しますが、主人公の奥手ぶりに友人は呆れ、「ナンパでもしなきゃ何も始まらないよ」と言い、「これ、あげるよ」とさきほどのヘルメットを置いて立ち去ります。
ここで「ヒロイン用のヘルメット」と「ナンパの動機付け」を主人公が得て、勇気を振り絞ってウェイトレスであるヒロインをドライブに誘うわけです。

もっと評価されるべき

ガソスタに務める雅樹は、草野球に出てもぼさっとしている。そんなあ
る日、勤務中に殴ってきたヤクザを殴り返してしまう。そこから始まった
組とのいざこざを終結させるべく、彼は沖縄に飛び立つのだが…。
野球場の青空や沖縄の原色系の草木など、全編にわたっての「色味」
の美しさや、静止画のようなカットをつなげていくマンガのコマ割りのよ
うな編集の手法は、「軍団」のキャスティングをさっ引いてもおつりがくる
くらい、これが北野の映画だということをアピールしている。誰がどう見
たって彼がとった映画にしか思えないだろう。ソナチネよりももっとシンプ
ルに、HANABIよりももっと冷徹に、彼の持ち味であるエロスと暴力、生
(性)と死の交錯に到達している。
若き日のトヨエツ演じるインテリヤクザも拝めるこの映画。最後に蛇足が
ついているが、それがあろうとなかろうと名画であることに変わりはない
だろう。

この一作は紛れもなく奇跡 邦画史きっての異色作

1990年に公開された北野武監督の第二作。とかく暗夜の礫の如く飛び出す暴力描写に、問答無用の性描写、奇抜なカメラワーク等が観ている側の
興味・興奮を一時も放さない素晴らしさ...
ふんだんにアクションは詰まっているが、BGM皆無の静謐さ、独特に青みがかった映像表現などにより他の凡百映画とは一線を画しています。
ストーリー......確かにストーリー自体はツマラン・ドウデモイイような話には違いない。ただ裏を返せば伝達させようとしている精神があまりに儚い為
にそう感じてしまうのね。。結局の所、この映画では徹底して過激な暴力の方(つまりヤクザの方)が平凡であり、平凡な一般市民の決起の方に
狂気を感じる。
それにしても、前作は手を加えたとはいえ往々にして野沢尚の脚本の力も大きかったが、本作品では後の作品の指標になる要素を含めつつも、
まったく独創的で頭一つ飛び出してる感がある。本当に極稀な奇跡的な出来栄えに思う。過激でいて滲み出るような精神を体現する上で、主役の
柳ユーレイは適役だった。良い意味で空気みたいな存在。それがピッタリ嵌ってる。またココでのガダルカナル・タカの存在感も秀逸なのね。
また、たけしは言わずもがな。。
総じて、どこがどうお薦めとは言えないが、そこに価値があるんだなぁ、、、きっと。。心の奥底を抉られるような良い映画です。

沸点の低い男

無駄な贅肉をギリギリまで削ぎ落とし、しかしながら、でる所はでているといった妖艶なスーパーモデルをソナチネとするならば、北野はその第一回作品にしてすでに洗練された完璧に近いモデルを作りあげている。構成は少々乱雑ではあるが、北野演じるヤクザの狂気、計り知れないオーラが感じとれる。女を徹底的に見下し、物のように扱う。兄弟分への甘えは一切許さない。北野作品で私が最も狂気を感じる作品である。主演の柳ユーレイ演じる男を、外国では、沸点の低い男と称しているのも頷ける。しかしながら、これが人間の本質ではないだろうか、と考えさせられた。星四つは、ソナチネが五つと考えたため。

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