復讐するは我にあり [DVD]

復讐するは我にあり [DVD]

復讐するは我にあり [DVD]

DVD
監督:今村昌平
出演:緒形拳
出演:小川真由美
出演:倍賞美津子
出演:フランキー堺
出演:ミヤコ蝶々
メーカー:松竹ホームビデオ
発売日:2007-01-27

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復讐するは我にあり [DVD]

ふたりの男を殺して逃亡する榎津巌(緒形拳)は投身自殺を偽装して警察の目を欺き、以後も次々と殺人を繰り返していく。やがて彼は浜松に住むハル(小川真由美)の情夫となるが…。<br> 直木賞を受賞した佐木隆三のノンフィクション小説を原作に、名匠・今村昌平監督が映画化した、その名に偽りなしの問題作。現在進行形のドラマに主人公の過去の経歴が挿入され、稀代の殺人鬼と謳われた彼の深層心理が次第にあらわとなっていく。その重大な要素をしめる父親(三國連太郎)との確執は、すさまじい表現力で画に定着されている。また、男ふたりを取り巻く女たちの描写も、さらなる人間の原罪と救済を描くことに大いに貢献。キネマ旬報ベストテン第1位など、その年の映画賞を総なめ。海外でも評価の高い傑作である。(的田也寸志)

まさに今村昌平の代名詞

緒方拳さんが殿山泰司さんを殺害するシーンの恐ろしさ−この場面以上に恐ろしい殺人シーンを私は他に知りません。 達者な役者たちの繰り広げる重厚な芝居を、ドキュメンタリー・タッチの手法で撮るという今村監督が目指していた世界が見事に結実された作品だと思います。
今村作品の凄さというのは、そのキャラクターやストーリーの内容が、“面白い”“楽しい”などとは間違っても言えない、何かまがまがしい、身の毛もよだつような世界でありながら、どうしようもなく我々の眼を釘付けにしてしまうところにあると思います。 この作品において、主人公がなぜあのような犯行を犯したのか、彼はどのようにして死を受け入れたのかははっきりとは語られていません。 それは本人以外には分からないことであり、そこに無理に解説めいた物語を付けることを今村は拒否するのでしょう。 このように説明はしない、人それぞれだからーという主張の映画は昨今では珍しくありません。 しかしその様な映画の場合、えてして作家は妙に静かでブルーな、あまり生々しくない透明な心象風景という雰囲気作りに躍起になり、観客にもそれに浸ることを要求するものですが、今村作品においてはその様なもの欲しさはまったく見られず、どのキャラクターも己の欲望に執着して阿修羅のごとく生き抜こうとします。 その醜態ぶりは時に人を唖然とさせたり笑わせたりしますが、不思議にうそ臭さを感じさせないのです。 生きていく限り、人は何らかの欲望にしがみつくしかない、それを隠したところで何になるー。 この、人間を根本のところからわし掴みにしようとするエネルギーの旺盛さが今平作品の魅力だと思うのです。 犯罪を扱った作品なのでその点は影に隠れてしまっていますが、それこそがこの作品を土台から支えている要素です。 まだ未見の方がいらしたら、今回こそ必見です。

今村昌平監督の復帰作は名優たちの熱演でボルテージの高い傑作となった

 1970年以降しばらく監督作品のなかった今村昌平監督が満を持してメガホンを取った本作は、期待にたがわぬ傑作となった。殺人シーンのしつこい残虐な描写や、親子関係や男女関係の濃密な描写もさることながら、久々の今村監督の復帰に華を添えた名優たちのハイレベルの演技が見事。絶頂期の緒方拳、怪優・三国連太郎に加え、小川真由美、倍賞美津子、清川虹子、ミヤコ蝶々などの女優陣の熱演が素晴らしく、脇に回った加藤嘉や殿山泰司なども殺される側で熱演。(加藤嘉のタンス内の死体姿、殿山泰司の必死の抵抗ぶりなど年齢を感じさせない)
 前半の殺人を繰り返しながらの逃避行、後半の旅館内に場が限定された中での描写のボルテージの高さは往年の今村監督作品を彷彿させ見事であった。

人間の業の深さ、心の闇を描いた実話犯罪映画の傑作。

今村昌平はきわめてユニークで、ある意味日本的な映画監督だと思う。映画というのは人間を描くことが基本的なテーマだと思うが、この監督ほど人間の本質、日本人の業の深さを執拗に描き続けた監督はそんなにいないのではなかろうか。濃密で、見ている方が息苦しくなり、大抵の作品は見るのにエネルギーを要する。この映画は実際に起きた事件をベースに作られているが、日本の犯罪史上でも特異な事件だった。5件の殺人事件はいずれも衝動的な犯行のように思えるが、最後に自分を指名手配中の犯人と気づいていながら、匿ってくれた「味方」の女までも、その母親とともに殺してしまう。しかも、その女は自分の子を身ごもっていた。この映画を見てもその動機はわからない。犯人の持っていた「心の闇」の大きさを感じる。この映画ではその心の闇を闇のまま観客に提示する。かすかに闇の向こうに見えるのは、父親との確執だ。父親は五島列島出身のキリシタンで、戦後、漁業をやめた保証金で内地で温泉旅館を経営していた。この父親との間になにがあったのか、信仰となにか関係があるのか。なんど見ても重く、ズシンとくる映画だ。人間というものを濃密に描いたこの映画を支えるキャスティングが素晴らしい。犯人役を演ずる緒形拳はもちろんのこと、殺される愛人役の小川真由美、父親役の三国連太郎、妻役の倍賞美津子、そして、忘れてはならない愛人の母親役を演じた清川虹子、いずれも強い存在感とリアリティに溢れた演技で見る者を圧倒し、画面に引きずり込まれた。何度見ても手に汗をかくような、考えさせられる実話犯罪映画の傑作だ。

日本版ニュー・シネマと呼びたい


いろいろな価値観というものが存在して良い、
とするならば、「納得しがたい異常行動」も
頻発すれば理解を得られる、のかもしれない。
緒方拳演じる主人公の人懐っこいこと、どうだ。
局所、局所で繰り広げられるエピソードは、微笑ましい
美談の連続であるのに、コレがことごとく裏切られていく。
自分を愛してくれる事が憎いのか?、自分に騙される相手
の人の良さが恨めしいのか?
原作が公判に基づいた淡白な記録小説であるのに比し、今村
演出のほうはその常軌を逸した主人公に同情とも愛情ともとれ
る息を吹きかけている。
ほんの少し「私にもそんなところがあるかも」と観客に感じさ
せてしまうところに、今村の狙いがあったのかも知れない。
むかしの面白い邦画をお探しの方に、強くオススメできる傑作。

濃過ぎて消化不良になりました

 緒方拳が亡くなってから、観たくなった。見ごたえ充分だったけど、いくら好物でもこんなに食べたら吐きそうだと言うくらい、濃かった。
 拳さんの役、妙に人を惹きつける魅力のある殺人鬼。本当に殺したい相手からは憎み憎まれて逃げ、何の恨みも無い人たちを不思議な人なつこさで惹きつけ、人情のあるウソで騙し、ためらいなく手にかける。そして言われてしまう:「お前は何の恨みも無い相手しか殺せん奴じゃ」・・・うーん・・・でもそうかもしれない。愛憎が余りにも深いと、そんなものかもしれない。
 考えさせられる内容も濃すぎ。

緊張感

実際の殺人現場で撮影したとのこと。
静かに緊張感を含んだ空気が、画面からも伝わってきます。

救いのない極悪男を、緒形拳は何かに取り憑かれたように演じ切る!

緒形拳をTV番組で何度か目にしていて、妙に存在感のある俳優だなと
気になっていたが、公開当時の劇場でこの映画を観て、その強烈な個性と
演技力に圧倒された。
神の僕として生きる父親の権威に抵抗して、人間の罪深き業を意にも介さず、
最後まで悪に執着し続けようとする、救いのない極悪男を、緒形拳は何かに
とり憑かれたように演じ切る。
この連続殺人鬼の逃避行を、真っ向から生臭くどろどろと描き切った監督の
豪腕も凄いが、その演出法にしっかり応えた脇を固める役者たちの強烈な
存在感と演技はこの映画の成功に不可欠であったろう。
息子には甘い母親役のミヤコ蝶々の愛嬌がちょっと救いではあったが、老いても
まだ悟り切れずに人間臭さを漂わせている父親役の三国連太郎と、緒形の嫁役の
賠賞美津子が、風呂を清掃している時にふとやり取りするシーンには、いやらしい
ほどの濃密なエロスが匂っていた。
時おり人物の過去と現在の錯綜する場面があって、時間的錯乱と心理的緊張が
生じ、さらに映画に引き込まれていく。
最後に三国と賠賞が、息子緒形の遺骨を宙に投げつけるシーンの演出は、今日の
CG多用のムービーではかえって出せないだろう生臭い真実味があった。

鬼気迫る演技

とにかく緒形拳演じる榎津巌は「狂気」そのものでありながら、きちんと人間性も描かれ、非常に深い個性を出している。そこにからむ父親役の三國連太郎の演技が唯の善人ではないところも素晴らしい。弁護士を殺害した事がタンスが開く事で分かるシーンは秀逸。悪役として、これほど魅力的なキャラクターは海外映画含め見た事がない。世界に誇れる映画だ。

緒形拳の体当たりの演技がすごい!

演技に厚みが出てきた頃の緒形拳は本当に才気溢れる感じが見て取れます。
何を演じても演じきれる。
彼に演じられない役は無いくらい違和感無く役柄を表現できています。
それが観れる作品です。

名作の誉れ高い作品です。

緒形拳の演技が光ります。
とりまく女性もみんないい味を出してます。
邦画も世界に通用するのがあることを実感します。
ご覧になってない方は、ぜひ、一度みて下さい。

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