笑の大学 スタンダード・エディション [DVD]

笑の大学 スタンダード・エディション [DVD]

笑の大学 スタンダード・エディション [DVD]

DVD
監督:星護
出演:役所広司
出演:稲垣吾郎
出演:高橋昌也
出演:小松政夫
出演:石井トミコ
メーカー:東宝
発売日:2005-05-27

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カスタマーレビュー

笑の大学 スタンダード・エディション [DVD]

戦時下の昭和15年の東京。検閲官・向坂は劇団「笑の大学」の座付き作家・椿に次々と無理難題をふっかけ、直せなければ上演中止だと脚本の書き直しを迫る。が、椿はその要求を聞いてさらに素晴らしい脚本を作りあげていく。そんな2人が、ガチンコ対決を通して次第に不思議なきずなを芽生えさせていく様を描く。<br> もともと本作は三谷幸喜が手掛けた2人しか登場しない舞台劇として作られたもの。それを映像として成立させるのはかなり難しかったはず。でもそれを映像ならではの、他の登場人物などを取り入れつつ、懸命に作りあげた努力は素晴らしい。特に劇団の看板スターに小松政夫を起用したのは拍手モノ。また最初は完全に舞台を潰すつもりでいた検閲官が、次第に心変わりをしていく様を、役所広司が絶妙のサジ加減で演じていて魅せられる。(横森 文)

お客さんの中に

ちょうど昭和初期の街の雰囲気を実際にご存じの年配の方が多い、ということに、数回映画館へ行くうちに気付きました。
自分の歳で数えても、生まれる二三十年前が昭和15年。この物語の設定された年の意外なほどの近さと、にも拘らず現在の日常と検閲が普通だった日常との遠さを、考えるともなく感じさせる。ストーリー展開のスピードだけを重視すれば「冗長だ」との批判も出るであろう演出は、しかしこの点では逆に非常に効いています。ストーリー展開の外の街の、大きくは世界の‘空気に囲まれた感じ’までを作り込めることは、逆に舞台にはない映画の醍醐味でしょう。
監督の星護(ほし・まもる)さんの几帳面さと、声質の良さ・背筋の伸び・演技というものの本質を掴んでいる揺るぎなさを遺憾なく発揮する名優役所さんと、この役に関しては意外なほどその生まれ持った素材感を生かし・役所さんという職人に上手に沿いかつ要所では反ってもいる稲垣さん。不思議な取り合わせではあるのにどの一辺も突き出ない綺麗な三角形を形づくっています。
コメディであるとか、笑って泣ける人情ものであるとか、三谷幸喜の決意表明ものであるとか、様々に言われるどのコメントも、この作品の一部であり同時にどれも少し違う。括る必要はなく、笑おうとも泣こうとも感動しようとも思わずに、ひたすらフラットに向かって正解です。何が残るかは人それぞれ。劇中役所さんの「笑いというのは、人それぞれですから」はそのまま、この作品の感想に重なります。
数カ所、ほんとにどの映画館でも、主に冒頭の年配の方々だけが必ず笑ったところがあります。そうか、このネタってある時代の日本人にとって例外なく笑った懐かしいものなんだ、とこちらまで暖かくなりました。そういうことをしっかり台詞にする三谷さんに、‘笑い’なるものへの、伝統までを含めての愛を感じました。
いい映画ですよ。これは人間普遍の物語です。

三谷美学が炸裂してます。

三谷幸喜の台本はあざとい。起承転結の堅固な構成、万人のツボを突くジョーク。そしてラストはしっかり泣かせにかかる。作者の狙いが分かりすぎるほどよく分かる。それでも陳腐に感じさせないのは技に手抜きがないから、そして三谷幸喜特有の熱い美学が迸っているからだ。
テレビドラマ「合言葉は勇気」や「新選組!」などを観れば分かることだが、三谷幸喜はコメディ作家であると同時に熱い男たちの友情のドラマが大好きな人である。物事を斜めに眺める視点と、まっすぐ見つめる視点の両方を合わせ持っている。
「笑の大学」は喜劇作家と笑いを認めない検閲官との闘争と友情を描いた物語である。過酷な検閲をかいくぐり、卑怯者と皆に罵られながらなお笑いを追究する喜劇作家は、三谷氏自身の分身であろう。上質の知的な喜劇でありながら、観終わった後には自然に背筋が伸びて来る。くすぶりかけていた志が、再び立ち上がれそうな気がして来る。

三谷脚本はこういった作品のほうが面白い。

 三谷幸喜さんの舞台演劇を原作としたもの映画化。
とにかく台詞回しの面白さなら保障付。役所広司x稲垣吾郎の演技もさることながら、その計算尽くされた脚本は凄いの一言。「ほんとに121分もあったの?」といった具合に気がつけばエンドクレジット(これまたレトロチックで見ごたえあり。少々文字は見づらかったですが・・)と、まさに時間を感じさせない作り。笑いの要素とシリアスな要素の絶妙なバランスもあり、ただおかしいだけの喜劇ではなく、後半の展開からラストにかけては二人の人間関係にぐっとくるものを感じました。
 喜怒哀楽劇の傑作といったところではないでしょうか。

新しくも懐かしい喜劇映画

ほとんどが、検閲官の部屋で繰り広げられる新しいスタイルの物語。
こういう映画って映画と呼べるの?と始めは軽いノリで観ました。
しかし、これは紛れもない映画だと確信してしまいました。
それというのも、喜劇らしい間の取り方やストーリーの流れにビートがあり、
一つ所で進む物語が生きており、流動性を感じたからです。
それは、役所さんと稲垣さんの演技が素晴らしいからでしょう。
TVドラマならまだしも、2時間の映画できっちり、生きた人間が描かれていました。
テーマの笑いについては、この時代ならではの背景を生かすことで、笑いというものの本質を炙り出していく過程を見事に表現しています。
勿論、笑いをテーマにしているだけあり、笑いの種もそこかしこにちりばめられていて退屈することなく最後まで一気に観れます。
スタッフロールのこだわりも素敵で最後の最後まで「笑いの大学」に浸ってしまいます。
新しさと懐かしさの同居した映画なので、さまざまな世代の方にお勧めできる映画です。

すごい おもろい

まじめにふざけたことをやっている話です。
その頑ななところ、絶妙の間、どれをとってもすごいおもしろい!
なんといっても、
役所さんがすごい!! キュート!!
この人の演技のうまさ、いや、恐ろしさがよくわかる映画!
ストーリーや、劇中の台本のおもしろさは言うまでもないです。
映画を見てるのか、特等席で生の劇を見てるのか、よくわからなくなります。
場の緊張感がびんびん伝わってくるほどです。

一家に1枚の映画

何度も鑑賞するのに適した、DVDむけの作品。
作りも丁寧だし。テンポも曲も役者の表情もいい。
役所は、さすがにベテランのいい味を出している。
稲垣は、大根と神が同居する不思議な役者。少しだけ出る大根の部分に目をつぶれば最高のできです。
自分の場合
1回目 内容のどんでんがえしを楽しんだ。
2回目 前提(作品に臨むお互いの心の内)を知った上でのどんでん返しになったので、さらに楽しめた。
3回目 官憲と言う意地悪の立場の向坂が、柳のファンになるプロセスの微妙さに気がつき、さらにさらに楽しめた。
4・5回目 脚本家と監督の裏話を平行して聞きながらだったので、作品の奥行きを理解できて楽しめた。
6回目 英語字幕にして、外国人はどの程度内容を把握できるのかなと思いながら楽しんだ。
7回目 全編通しではなく、気分によって「○日目」を選択して、エンドレスを楽しんで現在に至る。
それにしても、7日目は何回見てもジーンと来ます。
全体的にいえるのは、テンポと間と役者さんたちの表情。
流れがスムーズでスピーディーなのに、アングルは工夫されている。
一家に1枚あっても絶対に後悔しない、お年寄りからお子様まで楽しめる作品に仕上がってます。
個人的には、2004年最高の邦画実写でした。

戯作三昧

舞台版は以前観たことある。とても面白くおかしな二人芝居だった。
映画は演劇版を超えたかもしれない。
映画より芝居好きの私が、それだけ面白かったのだ。
演劇は(すごく良かったけど)
席が遠くて、彼らが会話しているのしか分からない。
そして、時局の切迫感がない。
映画だから、時局を撮すことで、これができる。
「さるまた失敬」もできる。
どんな気持ちで脚本家は原稿を書いたろう?
この映画は脚本家三谷幸喜の「戯作三昧」です。

部屋の外の老警官

三谷さんの構成の力は、もう疑う必要はないと思います。
それはこの作品でも例外ではなく、とにかく観ていて飽きない。
確かにテンポは遅いかもしれませんが、その分作品の世界をじっくり見れて良かったと僕は思いましたね。
まだ成人もしていない若輩者の僕としては、少し長くてしつこいなと思う場面も正直ありました。
例えば、台本の打ち合わせをしているときに役にのめり込んでずっと走り続けるシーンですね。敢えて誰がとか具体的なことは伏せるので、わかりづらい表現で止めておきます。
でも、それは「笑点」が違うからなんだと思います。
僕なんかは、ドリフのコントなどを見ていても、ギャグがしつこいと思うことがよくあります。
でも、リアルタイムで見ていた人たちは、別にしつこいとは思わないか、むしろそのしつこさが笑えたというのもあったのでしょう。
そこら辺はあくまでも推測ですが。
そういう点では、この「笑の大学」は対象年齢が割と高めなのではないでしょうか。
ですから、それを「自分はしつこいと思ったから駄作だ」と言うのは、間違っていますよね。
各々の笑点に合うところで笑って、それがあまりないのでしたら自分にとってはあまり面白くはなかったと言って終わりでいいんじゃないんでしょうか。
少なくとも僕は役所さんと稲垣さんの掛け合いに純粋に笑えましたし、町の情景、日を追って喜劇が弾圧されて「日本万歳」劇(?)に変わっていってしまうというところから見られる時代背景も十分に感じられて、満足出来ました。
と、少し内容のことで自分の考えをちょこっと。
検閲室の外に控えていた老警官はずっと勘違いをしたままだったのではという気がしますね(笑)。
「大好きなんだ!」とか叫んでいたら、それだけ聞いた人には勘違いされてもしょうがありませんよね。
この老警官もいい味を出していました。
観るときは、良かったらこの人のことも注目してみてください。

摩訶不思議な笑い

「戦時中に喜劇など不要」という考えの検閲官。
「笑いは大切」という信念をひたすら貫く劇団作家。
その両者の7日間の対決をメインとしたシンプルな構成ながら、
起伏のある展開で飽きさせません。
緊迫した検閲室で巻き起こるこの奇妙な笑いは一体何だ!?
笑いとは何か、戦争とは何かを静かに問いかけてくる傑作です。

映画版も楽しめましたが!!

個人的には舞台版の方が楽しめたので舞台版DVDの購入をオススメしたい。
残念な事にAmazonさんで取り扱われていないのですが舞台版DVDも発売しているので是非、観ていただきたいです。映画版もこれはこれで面白かったですけどね。
舞台版ネタばれですみません
     ↓
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舞台版でのカラスのくだりも映画版で役所さんに演じてもらいたかった。
結構楽しみにしていた分がっかりだったので星2つ

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