赤目四十八瀧心中未遂 [DVD]

赤目四十八瀧心中未遂 [DVD]

赤目四十八瀧心中未遂 [DVD]

DVD
監督:荒戸源次郎
出演:大西滝次郎
出演:寺島しのぶ
出演:新井浩文
出演:大楽源太
出演:大森南朋
メーカー:ネオプレックス
発売日:2005-02-22

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赤目四十八瀧心中未遂 [DVD]

人生に絶望し、尼崎へと流れ着いた青年・生島(大西瀧次郎)。焼き鳥屋で臓物を捌き、モツを刺しながら生きていた彼は、同じアパートに住む女・綾(寺島しのぶ)と知り合い、心と身体を通わせていく。やがて綾は「私をこの世の外へ連れてって」と与一を誘い、ふたりは赤目四十八瀧を登っていく…。<br> 第119回直木賞を受賞した“最後の私小説作家”車谷長吉の同名小説を、『どついたるねん』などのプロデューサーとして知られ、『ファザーファッカー』で監督デビューを果たした荒戸源次郎が映画化。生と死、美と醜といった対比が陰影の濃い幻想的映像によって黙々とつづられていく。主演ふたりを含むキャストの個性を生かした作りになっているのもよく、日本映画ならではのじっくりした深みを感じされる力作になっている。寺島しのぶは本作と『ヴァイブレータ』の併せ技で、同年度の主演女優賞を総なめした。(増當竜也)

IT全盛期にこの世界観!

世の中がインターネットだのデジタル革命だと大騒ぎしているこの世の中で、「心中未遂」を中心に据えた映画を撮ったという意気込みにまずは素直に拍手したいです。長い映画でしたが、僕はそれなりに楽しんで最後まで見れました。ATG映画のような雰囲気や訳の分からないモンタージュカットは無理に理解しようとしないで無視しましょう。その方が映画を楽しめます。確かに、演出的にこなれない部分や、俳優の演技が映画の流れから浮いていたりと、時々映画に没頭することを妨げる要素が多々ありました。しかし、社会からドロップアウトして心中に向かう二人が何かとてもリアルな存在感を持って、ある種の束縛から解かれて自由な存在に感じられて、魅力的でした。人間は純愛のような優しさに癒されているだけでは、厳しい人生の荒波は渡れない、人間が本来持つ力強さを取り戻さねばいけない。そんなことに気づかせてくれた映画でした。

面白いですよ

劇場で見ましたが、『チゴイネルワイゼン』を楽しめる人には十分に面白い作品だと思います。この話がどういう話なのか、見ても気づかないままの方がいらっしゃるようなので、種明かしはしませんが、一言だけ。主人公が尼崎の駅に到着する場面に注目してください。この場面の意味に気づけば、子供が迦陵頻伽の絵を書く場面などもわかってくるでしょう。決してわけのわからない映画ではありません。

赤目で。

最後、八木の駅で女が電車を降りるシーンが胸をついた。ぎりぎりの吹き溜まりのような場所で生きてきた女の拒絶と、最後の優しさがこもっている。赤目の美しさや、独特の土地柄など、陰と陽のバランスを合わせ持つ稀な映画である。織り成す音楽と絵物語がに見事にマッチし、我々に神話的な印象を持たせる見事な作品である。

原作に劣らない映画

大森南朋さんが好きで観たのですが、彼の出番は少なく、個性的過ぎるその他の出演者のなか、ちょっと印象がぼやけてしまったようでした。お父さまの麿さんも出演されていますが、こちらはほんのちょっとの出番で強烈な印象を残しています。
原作も好きなのですが、アマのよどんでいて緊張感漂う雰囲気が映画にもよく出ていると思います。原作を読みながら想像していたときより、臓物をさばくシーンは臭いそうな感じで、それがまた主人公の虚無感みたいなものを際立たせているように感じました。映画のほうがちょっとコミカルで、さらに原作にないシーンが効果的に挿入されていて、また違ったおもしろさがあると思います。

寺島サン、これで賞とったのね

かなりのべっぴんサンという寺島サンの役どころ。
そうゆう設定っていったのかな?
むしろない方が彼女の魅力で引き寄せられる主人公の心の動きが自然なのでは?
だって、寺島サンは魅力的な女優さんだけど、‘べっぴんサン’と呼ぶには少々語弊が・・・。
ジャケットから想像してしまうような濃厚なエロスはなく、彼女のサクサクとした濡れ場はかっこよかった。
壁のない誰からも親しまれるような女性が選んだ死。
彼女に付き合うと決めつつも、いざ死を目の前にすると足がすくむ男。
二人は最後まで期待を裏切らず、思いやりにあふれていた。
不思議な世界をかもしだしつつ、柔らかいベールに包まれているような作品だった。

■心地よい喪失感が濃密に漂う傑作

喪失感が濃密に漂う見知らぬ土地の安アパート。移り気な女の魂に翻弄される初心な男。昭和40年代を、そのような場所で生きた自分には、悪夢のように妖艶で美しくも恐い映画だった。このような世界を映像に定位できている映画を初めて見た。音楽も素晴らしい。ただ、なぜか、子供の存在が、いつも邪魔な気がした。人形の子供も含めて。この世界観を毛羽立たせるような子供の登場の仕方は、いったい何なのだろう。この映画の子供は、すべからく無言で登場すべきだと、自分は思った。

寺島しのぶの演技に感嘆はしたが・・・

日本の各賞を数々受賞し、話題となったわりに私としては物足りなさを感じてしまった今作である。たしかに寺島しのぶのこの役に対する思い入れには感嘆し、巧さに息さえ呑んだが傑作というにはまだ少し・・・と言いたくなる。荒戸源次郎の抑えの効いた独特のシュールな演出はなかなかいいが、無意味で理解しがたい部分もいくシーンか見当たった。また感情移入しにくく(それがねらいかもしれないが)観客としてはもう少し分かりやすい映像として提供してほしかったということが少なからずの蟠りとしてある。この作品の原作は難解で深いが、原作を忠実に再現しすぎている感がある。深さも今作では寺島しのぶの演技に一理感じたぐらいであった。新人の大西氏の演技も良かったがやはり、深さが感じられなかった。この位置を誰かベテランの演技巧者に任せればもっとすばらしいものになったと感じている。とはいえ、近年の純愛映画とは二味も違った今作に日本映画の繊細さの凄みを感じて止まない。 ps 尼崎にあんなところが本当にもしある、と思うとすこし震えるw

関西に今もきっと在る、異次元世界

ヤクザ、半島出身者、行き場を失ったインテリ、泥水を啜って生きる娼婦上がり、社会の底辺に生きる人を描いて、明るさが見えない話。きっと、今も尼崎でなくとも、関西の何処かに在りそうに思える、普通の人の経験しない世界が、妙に現実味を感じさせる。演出の力なのか、演技力なのか分からないが、心にずんと来る作品だ。

「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」【ネタバレあり】

「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」というハムレットの有名な台詞がある。社会に順応できず、生きる意味を見失った男が、この映画の後半で自分自身に向かって問い掛ける言葉になるのだ。
 職を転々として、尼崎に辿り着いた生島与一(大西滝次郎)は、古びたアパートの一室で臓物をさばき、モツを串に刺す仕事を朝から夕方まで黙々と続けている。隣の部屋からは、売春婦と客との秘め事があからさまに聞こえ、自分が今まで過ごしてきた環境とのギャップに戸惑う日々が続く。
 ある日、生島を雇っている焼き鳥屋の女主人(大楠道代)が、同じアパートに住む綾(寺島しのぶ)を紹介する。刺青の彫師・彫眉(内田裕也)の愛人だった。綺麗な顔立ちだが、時々見せる暗い表情に生島はいつしか惹かれて行くようになる。底辺の生活を知りすぎた彼女も、世間の汚れに無縁な彼の生き様に関心を抱くのだった。
 昼間、偶然に商店街で綾を見かけた生島は、彼女の後をつけていく。途中で姿を見失ってしまうが、後日彼の部屋を訪ねてきた綾にその事をたしなめられる。彫眉だけでなく、彼女に近づく男を許さないヤクザの兄の存在があったからだ。そんな綾が、ある晩に生島の部屋を突然訪ねる。彼を求める綾の勢いに負けて身体を重ねる生島だったが、死を意識しながらの情交は、今までにない至福の体験だった。
 二人の関係に変化をもたらす出来事が起きる。綾の兄が組の上納金に手をつけ、実の妹を3千万円で身売りしたのだ。約束の期日までに博多までに行かなければ、兄が殺されてしまうのだ。博多で身を売る生活に絶望した綾は、生島に「私をこの世の外へ連れてって」と迫る。天王寺駅のコインロッカーに荷物を置き、赤目四十八瀧への死の道連れが始まる。
 綾との死を意識した旅で、生島の心に変化が訪れる。尼崎での体験が、生きる意欲に繋がる契機となっていくのだ。綾と心中すべきか迷いながらも、死に場所を求めて、赤目四十八瀧周辺を彷徨い続けるのだった。
 映画の後半で、綾の溺死体が滝壺に仰向けになって浮んでいるシーンが出てくる。彼女の傍には、ユリの花が寄り添うように流れている。この場面が、ある絵画に非常に良く似ているのだ。19世紀のイギリスの画家・ジョン・エヴァレット・ミレーが「ハムレット」のヒロインを題材にした「オフィーリア」である。
 ハムレットからは「尼寺に行け!」と罵倒され、更に父親も殺されたオフィーリアは発狂してしまう。ある日、川に誤って落ちてしまい溺死するのだ。彼女はスミレの首飾りをしているが、ユリもスミレも「純潔」という共通の花言葉がある。荒戸源次郎監督の演出かもしれないが、生島への思いを抱いて、苦界に身を沈める綾の気持ちを表現しているのだろうか? 「ハムレット」は復讐劇ではなく、人の「存在」の問題劇だという批評もある。「赤目四十八瀧心中未遂」は、そういう意味ではハムレット的な映画なのだ。

私はおもしろいと思いました。

 寺島しのぶを観たくて観たくて・・観てしまいました。人間の生の根源ともいえる性を極限の状態で扱っていながらグロテスクにならならないのは、寺島しのぶの持つ透明さなのでしょうか?主人公の住む安アパートの隣で客を取る女の山の手線数え唄は、宮尾登美子原作「夜汽車」の主人公が言った「レールの上を走る夜汽車の音」と私の中で悲しくも重なりました。愛のないセックスは心にも体にも潜在意識の中での拒否反応となって現れるものなんですね。
 生きるのに精一杯の状態の中では、どこでどうやって理屈を捏ね回してみても臓物を串に刺すという行為の連続が現実であり、その中でもがき苦しみ、それでも抜け出せない虚無の世界が心中という夢を見させるのでしょうか?原作をぜひ読んでみたいです。

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