愛を乞うひと [DVD]

愛を乞うひと [DVD]

愛を乞うひと [DVD]

DVD
監督:平山秀幸
出演:原田美枝子
出演:野波麻帆
出演:小日向文世
メーカー:東宝
発売日:2004-12-23

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愛を乞うひと [DVD]

はやくに夫を亡くした照恵(原田美枝子)は、娘・深草(野波麻帆)が高校生になったのを機に、自分が幼い頃に死んだ父(中井貴一)の遺骨を捜す旅に出た。その最中、彼女はかつて父の死後自分を虐待し続けた母(原田美枝子)のことを思い出していく…。<br> 母と娘の宿命、その切っても切れない深いきずなを3世代にわたって描いた平山秀幸監督によるヒューマン映画。原田美枝子が、まるで鬼のような母と聖女のような娘の二役を迫真の演技で臨んでおり、その対比が際立てば際立つほど、愛憎の深さも色濃くなっていく。虐待シーンの数々は、時に正視できないほどのインパクトがあるが、あえてそこを見せきることで、クライマックスの静かな感動がもたらされていく。時代を再現するため、観客にまったく気づかれないようなCG処理がされているあたりも好感が持てる。キネマ旬報ベストテン第1位および主演女優賞など、この年の映画賞を総なめした傑作。モントリオール映画祭では国際批評家連盟賞を受賞。(的田也寸志)

原作の素晴らしさと監督の才能、原田美枝子の気迫

 戦後の混乱の中で、力強く生きていく母親は、美しくも凄惨な面を持っている。日本領時代の台湾から来日し、混乱期の日本に生きる心優しい台湾青年との愛。彼との間に生まれた娘への異常なまでの虐待。その娘が家庭を持ち、同じく娘を産み、母親という立場になって、自分自身の生育を振り返る。そして、自分のアイデンティティ(この場合は父親のお骨)を探すために、娘と台湾へ行く。
 虐待を受けて育った主人公とその鬼母、原田美枝子さんの演技がすごい。
また、どんな親であっても、不思議とその子供は親を求めてしまうという普遍を、ストリーの根底にしているため、考えさせられ、心も痛む。
キャスティングもとてもいい。

愛するより愛されたい

 日本と台湾を舞台に、母子三代にわたる物語を巧みに織り交ぜながら、母と娘の愛憎をはっきりと浮かび上がらせた力作。過去と現代を『ゴッドファーザーPART2』のように行き来しつつ、娘は父の遺骨を探すという行為を通じて母と父の馴れ初めを知り、母を理解しようとする。母もまた、異常なまでに愛を乞うひとだったのだと。
 娘はあれだけ母に執拗に虐待され、耐え切れず家出するほどの苦痛に苛まれてもなお、「髪を梳くのを褒めてもらった時嬉しかった。かわいいと言って欲しかった」と言う。DV男に殴られる女性も同じようなことを言う時がある。本当に愛されるということを知らないと、一時の優しさに救いを見出そうとするのかもしれない。
 いずれにせよ、人は生まれて、まず愛されなければならない。親という、自分という存在を担保し、守ってくれる人が愛してくれなかったら、愛され方を知らないまま人は愛することを模索しなければならない。劇中母になった娘が、自分の娘に初めて手を上げた時の虚ろな表情が、今も目に焼きついている。
 それにしても、修羅のような鬼母と、自分はそうはなるまいという意志がたぎった娘の二役を演じ切った原田美枝子の独壇場のような映画だった。初めのうちはあまりのギャップに、二役やってるのが気が付かないほどだった。

DVDになるのを、ずっと待ってました。

僕の知る限り、虐待関連の映画で、これほどまでに感動的で、美しい映画はありません。
親が自分を虐待してきた。だから親が心の底から憎い、でもそれと同じくらい親に愛されたい。しかし虐待する親は、虐待をするような人格なのであって、それは誰にも変えることはできない。いくら愛を求めても無理なものは無理。誰も他人に愛を強要することはできない。
それをいかに乗り越えるべきか?あるいは乗り越えるべきではないのか?この問いに一つの答えをそっと優しく示す、そんな映画だと思います。虐待に限らず、親子関係に興味のある方にはぜひお勧めします。

圧倒的な映画。

本作は平山秀幸監督の最高作にして、邦画史に燦然と輝く傑作である。戦争直後のゴタゴタから知り合った日本人女性と台湾人男性の恋。結婚と出産。そこで生を受けた照恵は、父親との死別後に母親から執拗な暴行を受ける。じっと我慢し続けた娘だが、成長して給料がもらえる身になっても、その給与袋をまるごと母親に分捕られることに堪忍袋が切れて、家を出ていく。この時点で天涯孤独になってしまうが、結婚をしてかわいい一人娘に恵まれる。しかし父親とは離婚してシングルマザーという人生は、実は嫌悪した母親と同じ道なのである。自分は娘以外から愛情を受けたことがない。唯一の理解者だった台湾人の父親の遺骨探し、というのが本作のテーマだが、とにかく脚本が凄い。演じる原田美枝子の二役も圧巻だが、人々のつながっている「はず」の絆の危うさを観客にどんどん問いかけてくる。愛情とか家族とか助け合いとかが、決して絵空事では描かれず、救いのない展開なのだが、最後は大団円で終わる持って行き方も第一級だ。野波麻帆演じる照恵の娘役も完璧であり、本当の親子のようだった。また照恵が家を出ていく大事なシーンを演じた浅川ちひろも最上の演技だった。平山組はこれ以降あまり目立った作品がないが、その差はいかに「映画的マジック」がかかっているかどうか、である。本作は映画の神様がスパイスをふったのだと思う。世界に誇れる一本です。

「かわいいよ」と言ってほしかった

僕がこの映画を見たのが中学2年の時で正直怖くて途中で返そうかと思ったくらいだった。見終わってからも原田美枝子=怖い母親のイメージが離れません。自分が一番気に入ってるシーンは、ビデオのジャケットにもなってる髪を櫛で梳かす所が好きかな。あのシーンが本当の母親になれたのかもしれない。でも、あの当時主人公の少女時代を演じた牛島ゆうきさんの寂しげな顔が美しく感じたのは自分だけかな。あと、このサブタイトルは切ないくらいに響く。

児童虐待は、環境要因によるところが大きいと思う。

戦後の混乱期、街娼をして生きていたある女性(この映画の主人公の母親)は暴行現場を韓国出身の心優しい男性に助けられる。二人はやがて結婚し、娘ができる。しかし、女性は娘を愛することができずに、暴力を振るう。その虐待を見かねた夫は娘をつれて家を出る。夫の病死後、女性は娘を孤児院からひきとるが、その虐待は娘が社会人になって家をとびだすまで続く。やがて成長して家庭を持ち自分の子どもが高校生になったかつての娘は、長い音信不通になっていた母親探しの旅に出かける、という話。
成長した主人公の(ひどい虐待を受けて育った)女性は、娘を大切に育てているし、娘は健康に育っている。これがこの映画の救いなのだが、これから考えるに、児童虐待は、苛酷な環境から受けるストレスのために精神面がついていけなくなってしまったなど、環境要因によるところが大きいものだと思う。だから、虐待の世代間連鎖は、自己の意思決定や意識変革があった場合ならびに外からの何らかのサポートがあった場合など理由は異なるかもしれないが、断ち切れるものだと思う。
児童虐待のテーマをまじめにしっかりと描ききった映画として、高く評価できると思う。

監督の底力を再確認

限られた予算の中で最低限必要なオープンセットを組み、マットペイントの背景と組み合わせたのに、時代的変遷はきちんと表現されています。
平山監督の底力が発揮された作品。
母親が我が子を虐待する題材は、今後いっそう意味を持っていくことでしょう。
星5つにしたいところですが、DVDで観た時に合成のアラが、どう出るかわからないので、とりあえず1つ保留。

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