血と骨 コレクターズ・エディション [DVD]

血と骨 コレクターズ・エディション [DVD]

血と骨 コレクターズ・エディション [DVD]

DVD
監督:崔洋一
出演:ビートたけし
出演:鈴木京香
出演:新井浩文
出演:田畑智子
出演:オダギリジョー
メーカー:ポニーキャニオン
発売日:2005-04-06

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カスタマーレビュー

血と骨 コレクターズ・エディション [DVD]

1923年、祖国・朝鮮の斉州島を離れて日本の大阪に渡ってきた金俊平(ビートたけし)。金と色の欲に満ち、己の肉体のみを信じ、常識や道徳のかけらもないこの男は、戦前戦後と家族や町の中で君臨し続けていく…。<br> 梁石日の自伝的大河小説を原作に鬼才・崔洋一監督が描く、暴力とエロティシズムに満ちた究極のドラマ。妻子や親戚、愛人までも踏み台にしつつ、ひたすら欲望に忠実に生き抜く主人公をビートたけしがこの上ないほどの凄みと存在感で演じきっており、また彼をめぐる女たち(鈴木京香、田畑智子、中村優子、濱田マリなど)の壮絶な人生描写も圧巻。時に目をそむけたくなるほどの凄惨さにもかかわらず、圧倒的な映像の力によって否応なく画面を直視してしまう。もはや生理的な好き嫌いを優に超越し、映画ならではの真の迫力で観る者すべてに民族と血族の意識を呼び起こさせる演出の力には、ただただひれふすのみだ。これは優れたホームドラマであり、民族の凱歌であり、私的昭和史であり、そして崔洋一監督だからこそなしえた人間ドラマの大傑作である。(的田也寸志)

重層的な解釈を許す「世界標準」の力作

(ネタバレに注意してお読み下さい)
 優れた芸術作品や思想がしばしばそうであるように、この映画は、見る人すべてに何らかの強い衝撃を与え、かつそれぞれの個人史や環境の違いによって様々な解釈を許す作品です。あなたが在日コリアンであるか否か(そして本籍はどこか)、あなたは大阪に住んでいるか否か、あなたは女性であるか男性であるか、あなたの年齢はどれほどか、あなたは政治や歴史に関心があるか・・等々。
 たとえば、ある一定の年齢以上の、大阪に在住する在日コリアン(特に本籍地が済州道である人)にとっては、この映画は(一部の誇張部分を除いて)ごく日常的であったような出来事が次々と描写される作品でしょう。
 しかし一方で、この映画に描かれている出来事の背景についてまったく無知な人がいきなりこれを見ると、「暴力シーン」と「セックスシーン」が続出するだけの「訳のわからない」映画と写るかもしれません。そういう人でさえ、これを一種の「身体論」の映画と見ることも可能かもしれませんが、もうそれだけで、それ以上の「解釈」をあきらめてしまう人もいるでしょう。
 ともあれ、この映画の背景をもう少し掘り下げて「鑑賞」したい人には『映画「血と骨」の世界』(新幹社)を同時に読んでおくことを強く推奨します。amazonnでも購入できます。
 以下、何人かの評者が表明している、この映画への「疑問点」や一部の人にしか分からないディテイルについて若干のコメントをしておきます。
●「ビートたけしの大阪弁がへんてこりん」→これはまったくおかしな指摘です。というのも、あの年代の「在日一世」が話す日本語はしばしば朝鮮語の影響を強く残しており、いわゆるバリバリの大阪弁ではなかったことが多いのです。むしろ、たけしの大阪弁はリアリティがあるとさえいえるでしょう。
●「主人公たちが暴力シーンで用いる棍棒などがへなへなしている」→これは残念ながらその通りです。あれでは実際に殴られても骨まで砕くことはできそうにありませんね。演出のミスというか妥協なのでしょう。
●金俊平は一種の「健康食材マニア」です。自分の体力維持にものすごいエネルギーを使っています。特にあの、豚の肉を腐らせてそれを精力剤として常食しているというシーンは、なかなか面白いのですが、あれではいずれ食中毒を起こすでしょう。しかし、生まれたての「蛆」というのは案外清潔でもあるので、あの手の「精力食」があっても不思議ではないかもしれません。
●かつてかまぼこ職人であった男(吉男)がヤクザの親分となり、半身不随となった金俊平が吉男にビジネスの話を持っていくシーン。会見の場所はキャバレーなのですが、テーブルに運ばれてきた料理は明らかに大阪『自由軒』のドライカレーです。このディテイルへの目配りに感心してしまいました。
●主要な登場人物たちに朝鮮語を話させるという演出はそれだけでリアリティが倍増し大きな効果を出しています。ただしそのほとんどは「済州島訛り」の朝鮮語のようです。
●「金俊平が戦争中にどこで何をしていたのかが分からない」→これは監督が敢えて明示していない部分です。素直に類推すると、金俊平はこの間に、おそらくは大日本帝国に吸収されてしまった朝鮮人としてのプライドを大いに傷つけられるという体験をしたものと考えられます。映画における彼の最後の行動がこの推測を裏付けます。
●「金俊平が北朝鮮に莫大な寄付をして『帰国』してしまう理由がわからない」→金俊平はいわゆるコミュニストではありません。結局かれは日本という国に自分の居場所はないと長年感じていたはずで、この行動は特別に突飛なものではありません。

役者冥利

この映画の主人公がフィクションではなく、実在した人物であるということに驚かされる。
そしてこの怪物的な主人公を圧倒的な存在感で演じきったビートたけしの役者魂にも
驚いた。
陰鬱で凄惨な物語は見ていてひたすら「嫌な気持ち」にしかならないが、
そんな救いのない物語の登場人物になりきって演じていた俳優たちはとても輝いていた
と思う。
出演している人たちはすべてが"本物の役者"であり、バイト感覚で芸能界に棲息して
いるような"素人"はひとりも出演していない。覚悟を決めた役者たちの本気の演技が、
見ていてとても眩しかった。
役者が役者としての力を存分に発揮できる「映画」が少なくなってしまった現在、
このような役者の力で魅せる映画がもっと増えてくれることを願わずにはいられない。
映画とは、ストーリーや映像の面白さで魅せる媒体ではなく、人間のリアルな息づかいを
観客に感じさせるメディアであるべきだと、この映画を見て改めて思った。

感ぜよ人体

ショッキングでした。衛生的でクリーンな日常になれっこになっている都会人として、この作品は観てからしばらくはコメントができず、友だちと映画の話をするときもこれについては語りませんでした。
暴力?でもないんですよね、これは日々、ニュースで報道されている事件から想像の翼を広げれば、すでに知っていたはずの映像です。たしかに、性格俳優としてのレベルをまた一段とアップした、たけしさんのあばれっぷリは、すばらしいのですが。
肉体、なのだろうと思います。「生々しい」といいたい所ですが、これじゃ表現として貧しいかな。ともかく、これ100パーセントの人体の熱さ、死体の冷たさ、くずれる身体の痛さとむなしさが、ずーん、と重く伝わってきます。いやあ、記憶にのこって仕方がないです。

女性だから?

確かに、観終わった後心に重くのしかかってくるような映画だった。
観る前に内容についてはある程度の予備知識があったのだけど、
あまりに暴力シーン(性的なものも含めて)が多く、途中観ているのがしんどくなった。確かに、執拗に血のつながった子供に執着する所や、介護が必要になってしまった愛人に対して献身的にふるまう一面など、
主人公の人間形成に何が影響してああなってしまったのか・と考えずにはいられない。そういう意味では深いテーマを持った作品だとは思う。
ただ、やっぱり女性が観るのはしんどいものがあるように感じてしまった。

2時間では手を放してくれない!

 映画化不可能と思われるほど壮絶な人生を送った男と、その強烈な引力に引き込まれざるを得ない家族。ただ「衝撃作」と言ってしまうのは余りに軽々しく感じてしまうほどの映画だ。見終わった後、思わず自分に何かを問いかけ、考えてしまわずにはいられない。その何かは朦朧としていて見えにくいのだけれど・・・。
 観ている時も衝撃だけど、観た後のほうがジワジワとボディーブローのように効いてくる。その時間の、何とも言いようのない、でも決して不快ではない思考の波間に身を預けてほしい!
 ショッキングな展開の中にも、思わず笑ってしまったり、微笑ましく感じるシーンもあるのでご安心を(?)
 北野武の凄まじさはもちろん、田畑智子、オダギリジョーなどの若手の演技も素晴らしい。

エゴの怪物

凄まじい「エゴの塊」。見終わった後もしばらく残るなんともいえない後味。でも、不思議と絶望は感じられないのは何故か。激しい憎しみの裏側に貼り付いている同じくらい激しい愛ともいえる感情が映画の底辺に流れているからじゃないかと思う。冒頭の主人公が初めて船で大阪に辿り着く場面はあの「ゴット・ファーザー」を思いだすのは僕だけでしょうか?
原作は今の時点では読むエネルギーが無いが、機会があれば読んでみたい。

金俊平は、モンスターでした。

金俊平は、モンスターでした。
殴る蹴る。自分の思い通りにならないやつには、
徹底的に痛めつける。
まさに欲の塊。
思ったより、鈴木京香のインパクトは薄かったです。
演技が下手とか存在感がないとかではなく、
(もちろん、上手い)ビートたけしの演じる、
金俊平があまりにも強烈過ぎるからです。
しかも、おやじっぽいんですが、鈴木京香は、脱がない…。
あそこで、脱がないほうが微妙に違和感が残るのですが…。
その点、2番目の女になる、中村優子さんは、汚れ役を体当たりの演技。
3番目の女の濱田マリさんも、いい味だしてます。
この3人の女で、ようやく金俊平の強烈さとつりあう感じ。
オダギリジョーはあまり好きな顔ではなかったのですが、
図々しい息子の役をやっても、全身から放つ佇まいが美しい。意外といいかも。
ただ、仕方がないのかもしれませんが、
なぜ、京香を気に入ったのかとか、
なぜ、そこまで、強烈に生きなければならなかったのか?とか、
物語の発端がいまいち不明確。
だって、最初、大阪に行くまでの俊平は、希望に満ちた目をしているように思えたし、
脚が動かなくなったとき、妻に「いっぺん死ねば?」と言われるような生き方をしたかった。
とは思えないもの。原作を読めばわかるのかもしれませんが。
そこがちょっと残念でした。

えげつない

主人公の、己の欲のみを軸とした暴力的な生涯。それに巻きこまれ、翻弄され、あるいは捨てられ、葬られてゆく人々の、救いようのないような凄惨な人間模様。眼を背けたくなるような光景でもリアルと感じたのは、ここまでひどくは無くてもよく似た人々を私が知っていると感じたからか。「えげつない」という形容詞がこれほどしっくり来る男にはなかなかお目にかからない。この映画をとおして崔監督が観客に伝えようとしたのは、あるいは複数の民族の眼から複眼的に見たリアルな昭和史であり、あるいは単純に、狂気と暴力に満ちた男のものがたりを媒体に、そうしなければ生き残れなかった時代を現代に投影するなにがしかのメッセージかもしれない。全体を貫く昭和のイメージは、窓から差し込む日の光、深夜の路地の闇のいろ、ふすまの質感、そんなディテールの忠実さで見事に表現されていた。
余計なことを考えずに、偏見を持たずに観るなら面白い映画。

暴力たけしの決定版

とにかくビートたけしの荒々しさがスゴイ。
でも「超人」ではなくて、こういう荒っぽい人よくいたよね・・
という気にもさせます。理屈ではないおっかない人。
全ての行動指針が「暴力と金」であるように見えますが、
それでも人を愛でるやさしさも持ち合わせています。
また一見、野獣のようですが実はしたたかで賢い。
現代においても程度は違えどこういうタイプの人は確実に
いて、関わりたくないタイプの人間です。
意識して本能的な行動をしてくるタイプというか、無茶苦茶
に見せている人。
でたらめなんですけどそれが許される時代だった、
しかしその末路は・・目が離せない波乱の人生です。

強烈、ビートたけし!!!

 予告編や雑誌の紹介で、やけにオダギリジョーくんが目立っていたので、原作とはかなり違うのかと思っていましたが、ほとんど原作どおりの映像化にびっくり。そしてのその修羅のような金俊平の生き様をここまで映像で見せられることへの、強烈さにうちのめされました。 金俊平演ずるビートたけしさんですが、彼は役者としては実際は大根です。しかしかつての内田裕也がそうであったように、この手のアウトローを演じさせたら、ドツボにはまる一人です。その真価は彼の笑顔にあります。これほど不気味で恐ろしい笑みを浮かべられるのは今現在、彼がNO.1でしょう。 他キャストも豪華、というかはまりすぎ。鈴木京香、オダギリジョー、は言うに及ばずですが、ひっそりと光るのが松重豊さんの存在。終盤の鈴木京香演ずる金英姫との病室でのシーンは感極まるものでした。 そらに田端智子さんも、イメージを一新するかのような悲惨な役を見事に演じ切っています。 生半可な物語ではありません。金俊平なる、まさに化け物の一生です。映像の持つパワーを体験できる一本です。

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